運搬容器
産業廃棄物の運搬容器は、ドラム缶が便利です。ドラム缶はは液状の廃棄物から固形状の廃棄物まで幅広く対応できますし、保管も容易です。
もっとも、役所ではオープンドラムとクローズドラムを区別して、別の種類の容器として判断しますから、自治体によっては、廃油をオープンドラムで運搬してはならないとされることもあります。
便利なドラム缶ですが、廃酸や廃アルカリは腐食性があるため鉄製の容器で運ぶことはできません。その場合はプラスチック容器を用意しましょう。
ドラム缶で運ぶまでもない量の液状廃棄物を運搬しなければならないケースもあるかもしれません。こうした場合は、一斗缶であったり、灯油を入れるプラスチック容器で運搬することも可能です。ただし、ふたを密閉できることが条件です。
建設産廃
建設産廃の運搬には、フレキシブルコンテナがよく利用されます。
特に、がれき類などのように石綿含有物である場合には、ほかの廃棄物とは分けて運搬しなければならないため、こうした石綿含有物についてはフレキシブルコンテナに入れて分けて運搬ことがよくあります。
容器と廃棄物の組み合わせの例
燃え殻 | ○ | ○ | |||
汚泥 | ○ | ||||
廃油 | ○ | ○ | |||
廃酸・廃アルカリ | ○ | ||||
ガラ陶くず・がれき類(石綿含有物等) | ○ | ○ |
※自治体により見解が異なるケースがあります。